俳句の会 初めての『吟行』開催 6月14日土曜日


雨の六月。じめじめしてあまり好かれないこの季節。でもこの梅雨の時期を満喫するかの如く咲き誇る花たちがいます。
皆さんよくご存じの紫陽花。そして菖蒲。そんな花たちに逢いに私たちは町田市の薬師池公園を散策にいきました。
句会部会として初めての『吟行』。さてさていかになりましたか。
これからご報告いたします。
大雨も心配された6月14日土曜日。前日から世話役たちのメールが騒がしかった。「大雨なら中止だ」「いや当日の中止は避けたい!」などなど喧々諤々。結局開催決定は当日の朝8時過ぎ。でも世話役たちの心配をよそに、薄日もみえ、この分なら午後の散策はOK.。
午後1時。町田駅に集合した面々は意気揚々とバスで薬師池へ。
入り口の坂を下っていくと、徐々にその全貌を見せ始めた薬師池。そこは一面の花菖蒲。思わずカメラのシャッターを。あずまやに腰をおろし、暫し花に酔っているとその先には水車が。「これは上掛け水車というんだよ」というウンチクも出て、気分は増々上々。
さて1時間半程自由散策。各自俳句を一ひねり。集合場所は藤棚脇のお茶屋さん。
三々五々お茶屋に集まった面々をまっていたのは、世話役佐藤さん手作りのお稲荷さん。全員お稲荷さんに舌鼓を打ちながら作句の最終段階へ。
午後三時過ぎ。雨が次第に本降りになってきたころ、散策を終了。所を町田駅近くの喫茶店「ノイズ」に移し、句会開催。
各自即興作ながら創意工夫にあふれた傑作ぞろい。いつもの例会とは少し違った味わいのある句会となりました。
また今回は大葉さん、征矢さんの2名が初参加。お二人からの『新たな風』も心地良く、喫茶店の中はその名の通り、我々年寄りの和気あいあいのノイズで他のお客さんにちょっとご迷惑をおかけしたかも。とくにこの喫茶店、ジャズのBGMを楽しむお店だったので、世話役としては少し反省してます。
この勢いは飲み屋さん「隠れ房」にまで続き、『若き血』の大合唱(小さな声で)まで収まる様子もなく、梅雨の夜は更けていきました・・・・
さて気を取り直して皆さんの自信作をご披露させていただきます。
  ・ 水輪をとびとびあめんぼけんけんぱ  ( 荒井 おさむ )
  ・ 薬師池水面に映えるあじさいの花   ( 香川 昇 )
  ・ 叢雨に色濃くなりぬ花菖蒲      ( 大葉 二良 )
  ・ 雨模様風情楽しむ菖蒲園       ( 征矢 光生 )
  ・ 上掛けの水車働く夏の朝       ( 田辺 ひろき )
  ・ 若葉風水面に茶屋ののぼりかな    ( 佐藤 和子 )
  ・ 梅の実は葉の傘の下熟しおり     ( 穂積 忍冬 )
次回は7月16日(水) 読売ランドのカフェ『モンタナ』で14時より開催予定です。
皆さまのご参加、お待ちしております。
      俳句部会 世話人/穂積秀二(s52経) 080-5087-4695