「わたる風」9月定例句会 9月17日開催しました(奇数月第三水曜日)


秋雨前線通過など天気予報で伝えてくれる時節になってまいりましたが、やはり日中はまだまだ、暑い、暑い。そんな9月の第三水曜日。例によって読売ランドの喫茶「モンタナ」に三々五々集まった面々。秋をテーマに、ですがさすがに今回は猛暑をテーマにといった感のある句会がはじまりました。

今回は7名参加1、3名投句での参加で都合30句と過去最多の句が集まりました。
八十、七十といった老境に片足、いえ両足をいれた面々、(おひとりまだうら若き女性はいますが)この夏はさぞやこたえているかと思いきや、なんのなんの、皆様趣味にご旅行にとお元気で、お顔の色つやもよく、中には名古屋の舞台で日舞を披露、聴衆を「どえりゃー」喜ばせた強者まで。
皆さまのお元気さは句会のあとの懇談会の後のカラオケで身に染みてわかりました。

句会を始める前から皆様の句を拝見するのがとても楽しみになった句会でした。
前置きはこのくらいにして、皆さんの若々しい句をご披露いたします。

・ 戦没画家の未完の裸婦や蝉しぐれ         荒井おさむ
・ 朝顔の空色ばかりそれが好き           香川昇
・ 手花火の照らす笑顔や古希の妻          植木流水
・ 蝉しぐれ八十路に友の訃報かな          高橋武彦
・ 儚儚(ぼうぼう)と機影果てけり瓢(ひょん)の笛 大葉二良
・ 蝉さえも鳴かぬ猛暑や耳さみし          内堀ぼり童
・ 万博や人ひとヒトの涙汗             征矢光生
・ 七夕の竹がプカリと浮く川辺           田辺ひろき
・ 枕辺に音のみ聴いて遠花火            佐藤和子
・ ひゃーひゃっこスイカのしるに疲れ溶け      穂積忍冬

今回のお勉強のポイントは
・理屈に走らず、冷たく詠う
・言葉の取り合わせを考えて
でした

次回も頑張るぞ~
お知らせ わたる会では10月に多摩川べりで第2回の吟行を予定しております。
ご興味のある方は世話役まで
世話役  穂積  080-5087-4695 hideji.hozumi@gmail.com