俳句部会 11月定例句会開催 2025.11.19


暦の上では既に冬。街にはコート姿も増え、中にはマフラーをしている
ちょっとオシャレな女性も見かける様になりました。
奇数月、第三水曜日の11月19日、読売ランド前駅の喫茶モンタナで恒例
の句会を開催しました。
『春なのにお別れですか〜〜~~~』なんて歌がありましたけれど、
『秋なのでお会いできました〜〜』って事で、新たにお仲間が三人増
えて大盛況の句会となりました。
出席者9名(うち1名オブザーバー)投句参加2名で、集まった句はなんと
30句。
ともすればマンネリ化しかねない句風ですが、回を重ねる毎に新たなメ
ンバーが加わって新鮮な風を吹き込んでもらえるので、今回も刺激を貰
える句会『わたる風』となりました。
ではでは、前置きはこのぐらいにして置いて、早速皆さんの『秋の句』
をご紹介しましょう。
 ・会う度に似てくる兄と新酒酌む   (荒井 おさむ)
 ・秋の空親子の雲が運動会      (香川 昇)
 ・武蔵野や秋は透明な外套      (大葉 二良)
    ・彼岸花誰を偲ぶか畦に咲く     (高橋 武彦)
 ・墓参り父のみ眠るふた昔      (征矢 光正)
 ・臼杵路や紅葉の下に石仏      (西田 タカヒコ)
 ・中秋の突然旅たち袖濡れて     (西村 和典)
 ・墓石の上にふわりと冬の蝶     (田辺 宏輝)
 ・寿陵の朱どこか紅葉の朱に似て   (佐藤 和子)
 ・大イチョウ影に日なたに黄踊る   (穂積 忍冬)
皆さん どの句が気に入られましたか?
どの句もそうそうと頷けるところがあるのでは?
次回の定例句会は1月第3水曜日です。
俳句部会 世話人 穂積秀二 (52年 経)